花嫁のためのエステサロンも完備している。使われている化粧品は、防腐剤・乳化剤などを含まない製品を中心にしたナチュラル系に変えた。花嫁だけでなく、母親コース(しかもフェイシャルは三〇%オフ)もあるのが心憎い。最近は岩盤浴エステもスタートし、エステティシャンの施術が好評だという。女性にとって最大の関心事であるウエディングドレスについては、「ヴィラ・デ・マリアージュ」では、ほとんどの女性が自分のための「マイドレス」を選んでいる。一生に一度の舞台だからこそ、自分だけの「マイドレス」で、というのはM氏の強い信念でもある。その思いを実現するためにM氏は昨年、東京・南青山にウエディングドレス専門店の「ジュリエット・ローザ」をオープンさせた。基本的に「ジュリエット・ローザ」のドレスは、日本ではここでしか手に入らない。ゲストへの引き出物も、男性向けには「CLASSY(クラッシー)」、女性向けには「ROSA(ローザ)」のブランドで、洗練された商品がラインナップされている。ここにも、ヨーロッパをめぐる物語があるのだが、それも詳しくは後ほど語ろう。会場、ドレス、スタッフの配置から引き出物まで、「ヴィラ・デ・マリアージュ」のウエディングは、どこを切っても独創性とクオリティの高さがうかがえる。これからの時代が求めるものを提唱しなければ、顧客から支持され得ないことを十二分に知っているM氏は、新時代の使命を持ったブランドを創造したのである。