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クレジットカード会社と消費者金融

クレジットカード会社と消費者金融の利用システムの大きな違いのひとつに「他社利用の捉え方」がある。前者が。利用総額を重視するのに対し、後者は。利用件数をことさら重視している。まず、これは明確に区別しておきたいところだ。消費者金融が利用件数を重視する理由は、取り扱い上の実務面の融通のよさもさることながら、その。生い立ちに起因しているところも大きい。今も昔も、身分証明書の代表格は「健康保険証」だが、「その保険証の四隅に穴を開けて、利用者の債務状況を把握していた」ことが信用情報の取り扱い方の嘆矢とされている。自社で融資する分はさておき、他社で借入している分が把握できなければ、その利用者にいくら融資していいのかが測れない。だいいち、そんなもの。怖くてとてもじゃないが融資できないはずだ。

法律で定められた銀行の仕事って?

銀行の仕事は、おもに三つある。預金、貸付、為替である。これらは銀行の三大業務とよばれ、銀行法に定められた本業だ。まず、預金は、会社や個人からお金を預かる仕事である。銀行は、預金者に対して口座を開設し、預かったお金を保管する。そして、返すときには利息をつける。預金の種類はふたつあり、いつでも出し入れ自由な流動性預金と、預ける期間が定められている定期性預金とに分けられる。流動性預金には普通預金、当座預金などがある。普通預金はお財布代わりにつがったり、公共料金の引き落としにつかったりと、出し入れ自由な預金。当座預金は小切手や手形の支払い用の預金で、多くは会社が利用する。いっぽう、定期性預金は、自由に出し入れできない定期預金と、ドル、ユーロなどの外国の通貨でお金を預ける外貨預金がある。どちらも一定期間はお金を引き出せないが、そのぶん普通預金より利息が高くつくので、長期間つかう予定がなければ定期にするのが賢明だ。次に、貸し付けだが、これは預金者から集めたお金を会社や個人に貸す仕事である。お金を借りた会社や個人は、利子をつけて返済しなければならない。この利子は、預金の利息より高く設定されており、利子と利息の差額(利ざや)が銀行の利益になるのである。最後の為替は、現金をつかわずに資金を決済する仕事で、振り込み、代金取り立て、外国為替などがある。振り込みや外国為替をつかえば、日本全国どこでも、はては、海外でもお金の決済ができる。じっさいにお金を持ち運ぶ必要がないから、たいへん便利な仕組みである。銀行は、お金を余っているところから融通し、不足しているところに貸し付ける。いわば、社会のお金を循環させる役割を担っているといえるだろう。

アメリカの金融危機

サブプライムローン問題に端を発するアメリカの金融危機は世界中に波及し、高成長が期待されたBRICsの4か国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の経済も減速を余儀なくされている。しかし、BRICs以外にも今後の躍進が期待される国がある。それが「ネクスト11(イレブン)」と呼ばれる国々だ。ネクスト11とは、韓国、メキシコ、トルコ、インドネシア、イラン、パキスタン、ナイジェリア、フィリピン、エジプト、バングラデシュ、ベトナムという11ヵ国から成る新興国群をさし、どの国も将来的に大幅なGDP増大が見込まれている。これらの国々の経済実態は多種多様で、すでに市場が成熟している国もあれば、成熟には程遠い途上国もある。千差万別なのだ。とはいえ、経済の開放度が高く、貿易がさかんという点ではどの国も共通しており、この2点がネクスト11台頭の根拠となっている。